井口 正彦 (社会理工学研究科価値システム専攻 蟹江研)
本COE内で主に私が関わっているプロジェクト8「エージェントベース政治決定過程」では地球環境問題を中心として多国間、他者間(含国際・国内)のガバナンス制度や合意決定のモデルを開発することを目的としています。このモデルを構築するためには、様々なエージェント、例えば国家、知識共同体、環境NGO、企業などに注目し、環境ガバナンスにおいてどのような役割を果たしているのかを考える必要があります。
私の研究の目的は、地球温暖化問題において主要なエージェントの一つである企業に注目し、企業が地球温暖化をめぐる政策決定過程にどのような影響を及ぼしているのかを明確にすることです。
企業は環境問題を引き起こす一方で、その問題を解決へと導くエンジンとなりうるエージェントでもあります。さらに、企業の経済活動は国家の富と密接に関わっており、それ故に国家の政策決定に多大な影響力を持つ行為主体であります。
本研究では、企業が地球温暖化をめぐる政策決定過程にどのような影響を及ぼしているのかを明確にすることで今後の地球温暖化問題解決へのメカニズム構築に貢献したいと考えます。

